シンガポールでどうしてもやることがなく、ネタに困っている時にいくといい(かもしれない)ところがあります。
心おだやかにMRTサークルライン(黄色)に乗って、Haw Par Villa(ハウ・パー・ヴィラ)駅を目指しましょう。
目的の場所は、駅の目の前です。
ジャンルは一応、公園にあたると思います。
ハウ・パー・ヴィラ
私が訪れた時は雨の季節でもあったため、今にも雨がふりそうな曇天でした。
これが、雰囲気満点。
トラが描かれた門が入り口です。
シンガポールでトラ、そう、タイガーバームの関連施設なんですね。
ハウパーヴィラは、軟膏薬タイガーバーム (虎標萬金油) の売り上げで巨財を成した胡文虎 (en:Aw Boon Haw 、1882年–1954年) と胡文豹 (Aw Boon Par、1884年–1944年) の兄弟により建設された。Haw Par Villa 及び虎豹別墅の名称はこの兄弟の名に因んだものである。
(Wikipediaより)
駅の名前もなので、なかなかの影響力です。
肝心の中はというと、中国儒教や仏教、道教他、いろいろな民話や伝説をモチーフにした展示物が並んでいる施設になっています。
もちろんタイガーバームだけにトラもいます。
トラも擬人化されるとこんなに違和感があるんですね(違)。
他にも、私が知らなかった、逸話ありそうなものが並んでいます。
さらには、現代も混ざっています。
なぜ自由の女神なのか、私の想像を遥かに超える、大いなる意思なのかもしれません(適当)。
その他にも、ちょっとセクシー(?)な女性の像や、日本っぽい力士の像、何となく知っている話っぽい像など、結構盛りだくさんです。
そして、全体的に怖い。
野ざらしのためか、ところどころいい具合に劣化していますし、園内の池には結構なサイズ感のカメがうじゃうじゃ泳いでいます。
おそらく、人生の教訓を教えるための施設なのだろうと思います。
地獄をテーマにしたスペースもありますし、どの部分にも教訓めいた苦しみを表すような表現が観られます。
ということで、あまり幸せな気分になる施設ではありませんが、かなりカオスな、ある意味笑ってしまう展示物は、「暇だったら」見る価値があると思います。
【この場所の注意点】
・結構な坂を上がりますので、全部見るには体力も必要です。
・雨が降っているとその急坂が滑りやすいので、ご注意ください。
・子どもはたぶん夢に出るでしょう。
【手軽さ】無料なので、とってもお手軽。MRTもいいですが、意外とバスが止まります。
【トイレ】園内にいくつかあり。MRTの駅も近いので困ることはありません。
【出演】チャロ